ミックスダウン ( トラックダウン ) について                 No.5

  全ての録音が終了したら、ミックスダウン ( トラックダウン ) の作業にはいります。
 この作業で、全体の音色バランスが決まってきますが、それによって曲全体の印象や
 フレーズ、果てはアレンジからVo.の説得力まで変わってしまいます。また、ここでかけ
 るエフェクターによって Delay や Comp を使った特殊効果をしかけることができます。

  ここで、一番難しいのは [ どういう音にしたいか。] をいかにエンジニアに伝えるか
 です。 [ こんな音にしたい。] というのを言葉だけで伝えるのは非常に困難ですから
 [ このCDの何曲目の感じ。] というふうに直接CDを聞いてもらいましょう。
   ( ただし、録音の条件によりどこまで突き詰められるかは別です。)

  同じ様に他のパートも、詰めていくことになりますが、各々が希望する音色にしてしまう
 と全体で聞いた時のバランスが良いとは限りません。常に全体像に気を配って、全体の
 バランスを考えて下さい。 ある程度のバランスが取れたら、モニターを変えて聞いてみま
 しょう。 スタジオのスピーカーで聞く様な音量で普段聞くことはまずありませんのでどこ
 にでもあるような、ラジカセやヘッドホンステレオで確認してみましょう。恐らく今までスタ
 ジオで聞いていたバランスとは全然違って聞こえるでしょう。

  また、歌とバックのバランスには特に気を使いましょう。後々、後悔することが特に多い
 のがここですから、大きな音や小さな音で聞いてみて下さい。ダブリングやダブルボイス
 等の特殊効果は、使い過ぎると [ 特殊 ] ではなくなってしまいます。
 どの曲で使うか、どこで使うかはよく考えて下さい。

  また、どうやって効果を出しているか分からない場合は、これもCD等を直接聞いてもら
 いましょう。 時には、高価なエフェクター( 安価な場合もある ) 等で作っているケースも
 ありますので、まったく同じものにはならないでしょうが、ひたすらチャレンジですから時間
 に余裕があれば実験してみるのも面白いでしょう。

  これでOKとなったら、マスターテープに落とします。 通常は、DATに落とすことが多い
 ようです。 もし必要ならば、ここでカラオケも落としておいた方が後々何かの時に役立ち
 ます。さらに慎重を期すのなら、DATtoDATのデジタルコピーで、サブマスターを作ります。
 そして、このマスターテープを 元にCDを作ったり、MDやカセットにダビングします。

 マスタリングについて
 CDを製作する場合は、この後にマスタリングという作業が必要になります。
            詳しくは[ プレスCD製作 ]のエリアをご覧下さい。